スーツの製造が本格的に行われだしたのは、グッチの歴史において最近のことです。登場した当時、グッチを代表していたのはバッグや靴や財布といった商品で、その後宝飾品や時計に香水と小物が増えていき、スーツの本格的な販売もスタートしました。

グッチという大きなブランドから生まれたスーツは、歴史の深さ関係なく、人々の心を惹きつけてやみません。グッチのスーツには確かに、長く続くグッチの伝統やあり方がそこかしこに受け継がれています。

グッチのスーツは、高級ブランドらしく、一級の素材を使用していることが特徴です。加えて細身のモード感あふれるデザインが、スーツとしてのラグジュアリーな性質を高め、普段使いではない、特別な場で着用するスーツとしての形を形成しています。

価格は最も安いもので10万円台と桁違いな金額を見せ、高級スーツの風格を纏います。上質な紳士が身に着けるスーツとしては、グッチは定番ですが、価格面からしてもデザイン面からしても、ビジネス使用には向きません。

日本でもグッチのスーツの評価は高く、中古の品であっても非常に高価な価格で取引が行われます。状態の良いものなら、万単位で買取がされることも珍しくないという所に、グッチのスーツの特殊さが現れています。

ただ日本人向けに作られているスーツとは、サイズ帯が異なるため、グッチのスーツと認めてもらえないと、驚くほどの安価が付けられてしまう場合もあります。グッチのスーツをしっかりそれとわかってくれる、ブランド品に詳しいお店に、買取をお願いするように心がけましょう。